社会教育士・社会教育主事とは?

「社会教育主事」とは、都道府県および市町村の教育委員会の事務局に勤務し、社会教育に対する専門的な助言・指導に当たる役割を担う職員のことを言います。その役割は、自治体社会教育の計画や運営、社会教育事業の企画・立案・実施や、社会教育活動に対する助言・指導など、多岐にわたります。

「社会教育主事」として働くためには、大学養成課程における単位取得または本ページで紹介している「社会教育主事講習」を修了し、「社会教育主事」になりうる資格を有しており、かつ、都道府県・市町村教育委員会から「社会教育主事」として発令される必要があります。

ただし、「社会教育主事」が、都道府県・市町村教育委員会でしか発令できない一方で、社会教育の仕事や期待される役割は多岐にわたり、地域社会においてもそのニーズは非常に高いものがあります。

そんな中、社会教育主事講習等規程が2018年に改正され、2020年から「社会教育主事講習」を修了した者は、「社会教育士」を称することが可能となりました。「社会教育士」の誕生です。

「社会教育士」には、地域社会において、より広いフィールドでの活躍が期待されています。そして「社会教育主事」も引き続き、教育委員会事務局において必置を原則とすることが望ましいとされています。「社会教育主事」と「社会教育士」は連携協働しながら、ともに地域社会の社会教育の営みを支えていく専門家ということになります。

本サイト「まなびと」は、そうした「社会教育主事」および「社会教育士」の取得の条件となっている「社会教育主事講習」について、九州大学が実施している講習の情報を紹介するとともに、「社会教育主事」および「社会教育士」による社会教育実践に関する情報を発信しています。